事前のご準備
ペット旅行で飛行機をご利用になるときに、ご注意・ご確認いただきたいことをご案内させていただきます。
注意点1:ご搭乗いただける対象かご確認ください
国内では、ANA、JAL、SKYAMARKがペット旅行にご利用になれます。ペットのご搭乗については、航空会社ごとに規定があり、ご搭乗の対象にならない場合があります。事前に、ワンちゃんが飛行機に乗れるかどうか、まずはご確認ください。
・長時間、飼い主と離れることに慣れていない
・長時間、ペットケージに入ることに慣れていない
・短頭犬種である
・持病がある
ANA
ANAは、夏季期間中(5月1日~10月31日)、高温に弱く、熱中症や呼吸困難を引き起こす恐れのある「短頭犬種」のご搭乗を受け付けていません。最新の詳しい情報については、下記のバナーからANAのページでご確認ください。
夏季にご搭乗いただけない犬種 ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、ボクサー、シーズー、ボストン・テリア、ブル・テリア、キングチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル、ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ
JAL
JALは、フレンチ・ブルドッグ、ブルドッグをお預かりしていません。また、下記の犬種も夏季期間中(5月1日~10月31日)はお預かりしていませんのでご注意ください。
夏季にご搭乗いただけない犬種 アーフェンピンシャー、イタリアン・コルソ・ドック、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、キング・チャールズ・スパニエル、シーズー、シャー・ペイ、スタッフォード・シャー・ブル・テリア、チベタン・スパニエル、チャウチャウ、チン、 パグ、 ピット・ブル、ブル・テリア、ブリュッセル・グリフォン、ペキニーズ、ペロ・デ・プレサ・カナリオ、ボクサー、ボストン・テリア、ボルドー・マスティフ、マスティフ、ラサ・アプソ
それ以外の犬、猫、小鳥、うさぎ、ハムスターのお預かりは受け付けています。金魚、カメ、昆虫などは、ほかのお客さまのご迷惑とならないよう条件を満たせば機内にお持ち込みいただけます。最新の情報は、下記のページでご覧いただけます。
SKYMARK AIRLINES
SKYMARK AIRLINESも、「短頭犬種」の搭乗ができません。下記のページで最新情報をご確認ください。
ご搭乗いただけない犬種 パグ、シーズ-、ボストン・テリア、ペキニーズ、チン、ボクサー、ブルドッグ、チベタン・スパニエルなど
注意点2:ペットの健康状態をご確認ください
ご搭乗の際、ペットはお客様ご持参のペットケージに入り、貨物室の中で過ごすことになります。ワンちゃんや猫ちゃんは、家族と離れる恐怖や、いつもと違う環境に置かれることから体調を崩すことがあります。このため、旅行の前に、かかりつけの動物病院で健康状態をチェックし、旅行に行って問題ないかどうか確認なさることをおすすめします。
貨物室の中は、例えばANAでは、次のような環境になります。
【照明】飛行中は照明が消え、暗室となります。
【湿度・温度】空調機にて温度や湿度を管理しておりますが、外気温などの影響により客室とは環境が異なる場合がございます。 特に夏場は気温や反射熱の影響を受けて高温になることも考えられます。
また、航空機への移動、乗り降りは屋外となるため、夏場や冬場は温度・湿度に大きな変化が生じる場合がございます。【音】離陸・着陸時や飛行中は、機械操作音や風切り音がします。
また、航空機への乗り降りの際には、航空機や地上車両の音が聞こえます。
ふだんと大きく異なる輸送環境で、ワンちゃんは衰弱、もしくは死傷する恐れもありますので、ご家庭のワンちゃんの健康状態を十分にご確認してくださいますようお願いいたします。
注意点3:ペットケージのご利用が必要です
飛行機ご利用の際は、ペットケージが必要になります。航空会社で貸し出しサービスを行っているところもありますが、基本的には使い慣れたペットケージの持参をおすすめします。
ご利用いただけるペットケージの規格
以下の条件を満たすペットケージが必要になります。
- ワンちゃんがが立ったまま方向転換したり、脚を伸ばして立ったり座ったりできる
- 原則として持ち運び用に作られたペットケージで、強固な材質であること
- 通気性のある構造であること
- 扉(蓋)がある場合は外側からロックをかけられること
- 容器の留め具がある場合はしっかりと固定されていること
- 破損がなく、ワンちゃんが外に出ない構造であること
犬、猫、うさぎ、ハムスターなどはペットケージ1個につき1匹(羽)ずつ、小鳥などは1個につき1種類2羽程度までご利用になれます。ペットケージの大きさとして、ANAは下記のような目安を出しています。
小型用(S) | 中型用(M) | 大型用(L) | 特大用(LL) |
---|---|---|---|
チワワ、マルチーズ、ポメラニアンなど小型犬、猫 | ビーグル、コーギー、コッカー・スパニエルなどの中型犬 | ボクサー、エアデールテリア、ウィペットなどの大型犬 | シェパード、レトリバー、ドーベルマンなどの大型犬 |
幅40×奥行55×40(cm) | 幅46×奥行66×50(cm) | 幅55×奥行80×60(cm) | 幅65×奥行95×70(cm) |
注意点4:ワンちゃんのため事前のご準備を
搭乗中、ワンちゃんが機内で少しでも不安なく過ごせるように、事前に以下のようなご準備をおすすめします。
おすすめ1:ケージに慣れさせておく
ペットケージで過ごすことに慣れていないワンちゃんは、搭乗中、大きなストレスを感じるかもしれません。そうならないように、事前に、ペットケージで過ごすことに慣れさせておくことをおすすめします。
おすすめ2:給水器を用意する
ワンちゃんを落ち着かせるためにも、熱中症や脱水症状を予防するためにも、ペットケージにノズル式の給水器を取り付けておくことをおすすめします。受け皿タイプの給水器は、水がこぼれますので航空会社がお預かりできません。ご注意ください。
おすすめ3:暑さ・寒さ対策を講じる
貨物室は、夏には暑く、冬には寒くなります。そこで、夏には保冷剤やクールマットなどを用意することをおすすめします。また、ご旅行前に、アンダーコート(下毛)をお手入れしておくといいでしょう。
冬は、毛布やペット用のカイロをご用意いただくことをおすすめします。
ご搭乗の流れ
ご搭乗の際には、次のような流れで飛行機の旅をお楽しみください。
ANAご搭乗の流れ
1:同意書をご準備ください
ペットを預ける際には、同意書が必要になります。事前に印刷して必要事項をご記入のうえ、空港にお持ちください。
※ わん旅でもご用意いたします
2:空港のANA手荷物カウンターに行く
ペットは機内で食事をとることができませんので、事前に食事を済ませておいてください。お散歩も済ませ、リラックスした状態でカウンターまで行きましょう。
※ 飛行機の乗り継ぎがある場合、次の飛行機がANA便でも他社便でも、乗り継ぎに2時間以上の間隔が空くときは、乗り継ぎ空港で一度お引き取りいただき、再度お預けいただくこともございます。
3:ペットを預ける
国内線ペット料金のお支払いをお願いいたします。
国内線ペット料金 6,000円(一部路線を除く)
ペットは出発の15~30分前まで、空調の効いた空港カウンターまたは保管スペースでお預かりいたします。出発前に係員がご搭乗機までお運びします。
4:到着後にお引き取り
到着空港では、係員がお運びし、直接、お客様に到着ロビーでお引渡しいたします。ワンちゃんとご一緒に、素敵なご旅行をお楽しみください。
JALご搭乗の流れ
1:同意書をご準備ください
ペットを預ける際には、同意書が必要になります。事前に印刷して必要事項をご記入のうえ、空港にお持ちください。
2:空港のJAL手荷物カウンターに行く(40分前までに)
ペットは機内で食事をとることができませんので、事前に食事を済ませておいてください。お散歩も済ませ、リラックスした状態で手荷物カウンターまで行きましょう。手荷物カウンター内のペットとおでかけサービスカウンターで受付いたします。出発予定時刻の40分前までにお願いいたします。
国内線ペット料金 3,000円~6,000円
ペットは出発直前まで、空調の効いた屋内でお預かりいたします。出発前に係員がご搭乗機までお運びします。
3:到着後にお引き取り
到着空港では、係員がお運びし、直接、お客様に手荷物受取エリアでお引渡しいたします。ワンちゃんとご一緒に、素敵なご旅行をお楽しみください。
SKYMARKご搭乗の流れ
1:同意書をご準備ください
ペットを預ける際には、同意書のご提出が必要になります。事前に内容をご確認いただき、印刷して必要事項をご記入のうえ、空港にお持ちください。
※ わん旅でもご用意いたします
2:空港のSKYMARKカウンターに行く(30分前までに)
搭乗便出発時刻の30分前までに、カウンターでお手続きをお済ませください。事前にご用意いただいた同意書の提出と、ペット料金のお支払をお願いいたします。
※ お手続きに時間を要する場合がございますので、時間に余裕をもってお預けください。
国内線ペット料金 一律5,000円
3:到着後にお引き取り
到着空港では、係員がペットをお運びし、直接お客様に手渡しでお返しします。ペットをお預けのお客様は、到着後、到着ロビーの係員までお申し出ください。