愛犬と旅行する際には、移動時や宿泊時などに知っておきたいマナーがいろいろあります。安心して気持ちよくお過ごしいただくために、そのポイントをご紹介させていただきます。
お出かけになる前の準備
宿泊先のルールを確認する
宿泊先のホテルや旅館によって、ペット同伴の際のルールは異なります。そこで、宿泊先のルールを確認し、宿のルールを守るために必要な持ち物などを用意しておきましょう。
予防接種を済ませておく
狂犬病の予防注射や混合ワクチンの接種を済ませておきましょう。宿やドッグランなどによっては、証明書の提示が必要なことがあります。
シャンプーとブラッシングをしておく
においや汚れを落とし、ダニ・ノミの駆除、抜け毛防止のために、シャンプーとブラッシングをしておきましょう。
日ごろから基本的なしつけを怠りなく
無駄吠えをなくし、トイレのしつけもしっかりとしておきましょう。
移動・観光の際に知っておきたいマナー
リードを必ず着けよう
人が多い場所では、リードを短めに持つようにしましょう。航空会社や鉄道会社などのルールを確認しておき、ケージに入れて移動する必要がある場所では、そのルールを守りましょう。
レストランやカフェでは静かに座らせておこう
ワンちゃんOKのレストランやカフェに立ち寄った際には、テーブルの横に静かに座らせておくようにしましょう。お店の皿からあ食べ物を分け与えるのはタブーです。
ペットが入れるかどうか確認しよう
ペットOKの観光施設などでも、しばしばペットが入れない場所がありますので確認しておきましょう。
宿泊の際に知っておきたいマナー
宿泊先に着いたらトイレと身だしなみを整えよう
宿泊先のホテル・旅館に着いたら、すぐにワンちゃんとロビーに入らず、できれば飼主様だけで宿のスタッフにペット同伴のルールを聞き、確認しておきましょう。ワンちゃんがトイレを済ませられる場所を聞いて、入館前に済ませておきましょう。また外でブラッシングして、できれば洋服も着せて抜け毛対策をしておきましょう。足ふき用タオルなどで足をきれいにしておくことも忘れないようにしましょう。
客室にワンコの居場所をセットしよう
普段と違うところに来て、ワンちゃんが興奮したり怖がったりすると、粗相や無駄吠えなどのトラブルのもとになります。そこで客室に入ったら、水飲みやトイレシート、いつものおもちゃなどをセットして、安心できる居場所を確保してあげましょう。
ソファやベッドの上は基本NG
宿によって違いますが、ソファやベッドの上にワンちゃんを上げるのは、基本的にマナー違反になります。ソファやベッドの上がOKの宿でも、ペット用のタオルやシーツを置いてから乗せるのが望ましいです。
バスルームも基本NGです
ワンちゃんをバスルームに入れたり、バスルームでシャワーを使ったりすることも、抜け毛で排水が詰まるもとになりますので控えましょう。
ブラッシングも控えよう
客室内でブラッシングするのもマナー違反になります。人のいない外でするようにしましょう。
客室にひとりにさせない
ワンちゃんに客室で留守番させるのは、できるかぎり避けましょう。留守番に慣れているおとなしい子も、家族のあとを追いかけようとして客室内を傷つけたり、無駄吠えしたりするかもしれません。ご家族で入浴にいくときも、交代でいくなど、ワンちゃんに配慮してあげましょう。
客室以外ではリード着用
客室以外では、その宿のルールに従っていきましょう。基本的にはリードを着けるのがマナーとなります。どんな子でも、家とはまったく違う環境で、普段と行動が変わる可能性があります。ワンちゃんから目を離さず、見守ってあげましょう。
食事中にはおとなしく
ダイニングやレストランに一緒に連れていく場合も、ワンちゃんは椅子の横などで静かにしているのがマナーになります。椅子の上にワンちゃんをのせるのは基本的にはマナー違反になります。人間用の食べ物をあげるのも基本的にNGです。宿のスタッフにルールを確認してみましょう。
万一、粗相をしたときには申告を
どんなにトイレのしつけができているワンちゃんでも、環境ががらりと変わると、トイレ以外で粗相をすることがあります。そんなときには、トイレシートの吸収面でしっかり吸収してください。さらに雑巾で拭きとり、消臭スプレーで消臭・除菌してください。その上で、トラブルを避けるためにも必ず、宿のスタッフに、どこに粗相したのか申告するようにしましょう。
チェックアウト前には軽く掃除を
粘着ローラーやガムテーブを使って抜け毛を処理し、消臭スプレーで臭いを消しておきましょう。最後に、ワンちゃんがどこか備品を傷つけていないか点検し、万一、傷つけていた場合は後からトラブルにならないように必ず申告しましょう。